2015年10月30日金曜日

【MusicTech】iRig Pro DUO



IK MultimediaがiRigシリーズの最新モデル「iRig Pro DUO」を発表しています。
iPhone、iPadなどiOSデバイスやAndroidデバイス、Mac/PCにまで対応する2in/2outのコンパクトなオーディオインターフェイスで、24bit、48KHzまで対応の高音質なDAや単三電池を使用することでモバイルデバイスとの接続時にもACアダプタ無しで動作する設計が特徴です。
ファンタム対応XLR/標準ジャックコンボ入力端子が2つ装備なので、ギターやマイクを接続可能で、MIDI端子も付いているという充実ぶりは、iOSデバイス用としては最強と言えそうですね。
IK Multimediaらしく、T-RacksやAmplitube、SampleTankなど各種ソフトが付属するのも魅力的です。11月上旬発売予定で、市場想定価格は26,500円と少し高めですが、Mac用のインターフェイスとして、そして付属ソフトも含めると十分元が取れる価格設定かなと。


2015年10月23日金曜日

【Music Tech】フランス製空間系プラグイン「Moodal 」



フランスのTritikという個人のデベロッパーから空間系エフェクト・プラグイン「Moodal」がリリースされています。
黒基調のシンプルなUIと、深いリバーブ空間や、メタリックなサウンドなど幅広い加工が特徴で、ボーカルなどとも相性が良さそうですね。
かなり深いリバーブをかけても、原音を残したしっかりとした残響音が得られるので、バックグラウンドの色付けにも使えそうです。





2015年10月18日日曜日

【日曜コラム】ストリーミングサービスは製作者をどう変えるのか?



大げさなタイトルですが、ちょっと極端な話でもあるので軽く読み飛ばして頂ければ。
かつてのCD→DL販売(ダウンロード販売)へのシフトでアルバム単位での販売は減り、製作側もアルバムを通してのストーリーよりも、1曲の中に起承転結を含め、曲の長さも長めになる傾向に変化した面があるのではと感じてた。
けれど、DL販売→ストリーミングではさらに違った変化をもたらすかもしれません。
DL販売では、販売側の立場としては購入してもらう事が一つの目的とも言える訳で、その為には1曲のお得感みたいなものを盛り込むのが良い。それが曲の長さや展開の多さなどに繋がる。
ところがストリーミングでは、再生回数を伸ばすことが結果となるので、楽曲としては1回では物足りないくらいが良いのかもしれない。となると曲の長さは長すぎず、サビの回数も少なくするのが効果がありそうです。
また音質的にも良いとは言えず、おそらくは聴く環境も。そう考えると細かなディテールよりはメインフレーズやボーカルに寄せた制作、そして短くシンプルな構成の楽曲へと変わっていくのかもしれないなあと考えたり。


2015年10月16日金曜日

【Music Tech】1つのメロディーから複雑なパターンを生む多再生ヘッドシーケンサー



サンフランシスコのミュージックアプリ制作者、Alexandernautがリリースしたシーケンサーアプリ「Fugue Machine」。シンプルなピアノロールをベースにしながらも、その上を順逆、再生速度の違う4つのプレイヘッドが走る事によって複雑かつ、独創的なシーケンスを生む面白いアプリです。
彼自身も音楽制作をしており、アプリはその過程として生まれ、MaxMSPなどで試作している辺りも興味深いですね。
AudiobusやMIDIにも対応しており、今の制作過程にエッセンスを加える用途にも面白そうです。

2015年10月14日水曜日

【Music Tech】フィンガードラマー育成アプリ



Seratoの元CEOであるSam Gribbenが立ち上げたMelodicsから、フィンガードラムの練習できるユニークなアプリ「Melodics」がリリースされています。
音ゲーのような感覚で流れてくるポイントにタイミングを合わせて叩いていくのですが、AKAIKorgM-AudioNovationなど多くのパッドコントローラーをサポートしており、選択すると自動的にマッピングされてコントローラーにあったレイアウトが表示されます。インターフェイスもシンプルで良いですね。
アプリ自体は無料で、追加のレッスンを購入する仕組みになっているので興味のある方は、まずは試してみるのが良いです。
ニッチなアプリではありますが、多くのアーティストと連携してレッスンを用意してあったり、主要なパッドコントローラーを網羅している点からも、Sam Gribbenの手腕と人脈が生きたアプリとも言えます。


2015年10月12日月曜日

【Music Tech】 BitWig Studioが1.3へバージョンアップ



Ableton Liveに真っ向から立ち向かう対抗馬として注目されていたBitwigですが、その後いまひとつ元気がないように思います。そのBitWigがマルチタッチ対応をフィーチャーした1.3へとバージョンアップしました。
SurfaceやWindowsタブレットへと焦点を絞っており、残念ながらOSXでは現時点ではマルチタッチには非対応のようです。先日発表されたSurface Pro 4は多くの分野から高く評価されており、その能力の高さはDAWにも良さそうですから、BitWigのアップデートもタイムリーなものとなり、Winタブレットでの音楽制作をメジャーなものにしてくれるのかもしれませんね。


2015年10月9日金曜日

【Music Tech】今だからBandCampを考える

 


アーティストやレーベルが作品を直接販売できるサービスとして2008年から運営されている「BandCamp」。
支払い方法がPayPalのみという制限などで未だマイナーな位置付けになるのかもしれないですし、ストリーミング全盛の時代の流れにも押されている感も。
個人的にはストリーミングの普及がさらに進めば、音楽の配信は両極化していきハイレゾやフィジカルとの複合での販売なども注目を浴びるようになるようになるのではと。
そのどちらも収入源となりづらい無名のアーティストや、小型レーベルやネットレーベルの受け口として、意外とBandCampがしっくりくる気もしています。
実際、試聴から購入、アートワークなんかも含めて必要な機能は有していますから、BandCampサイトをメインサイトにしているレーベルも少なくないですね。 こういった動きはここ数年で大きく増えているように思いますし、ユーザー側からしても購入の敷居が下がってくる(慣れてくる)ので、相互効果でもう一段階くらいは進んで欲しいなあと思ったりしています。


2015年10月5日月曜日

【Music Tech】レコードからサンプリングしたような音を作る「Vinyl Strip」


 おもちゃやビンテージ機器などをサンプリングしたユニークな音源をリリースしているアイルランドのAUDIOTHINGが、レコードからサンプリングしたような音色に加工できるプラグイン「Vinyl Strip」をリリースしています。
コンプ、歪み、リバーブ、EQに加えてVINYLというレコードのシュミレートも含むマルチエフェクトで、パラメータもシンプルかつ分かり易いのが特徴。
同様のエフェクトではiZotopeが無料でリリースしていた「Vinyl」がありましたが、32bitプラグインで、かつ開発終了となっておりLogic Pro Xでは利用できない。個人的にも愛用していただけに、代替えとなるVinyl Stripは待ち望んでいたプラグインのひとつです。
オールドスクールな要素を追加したり、ロービットでパワーのあるサウンドを作るも良しのプラグインで、Mac、Winともに対応、32bit、64bitどちらも利用可能です。


2015年10月2日金曜日

【Music Tech】Boutique限定生産に見るRolandの戦略



ティーザームービーを先行公開して話題を作り、満を持して情報公開となったROLANDのコンパクトなシンセ音源「Boutique」。AIRAの時のような時間をかけたプロモーションに加え、今回は完全限定生産というところもポイントかもしれません。
台数は公表されていないものの、面白いが製品ラインナップに加えるほどのニーズが望めないような製品を限定で生産し、売り切りで展開していくのは、KORGが得意とする商法。この商法の成功を意識してなのかは分かりませんが、今トレンドのコンパクトなデスクトップ・シンセに対する、AIRAで培われたモデリング技術を持つROLANDだからこそできるアプローチと言えそうです。